RE:ひまつぶし日記

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『君の名は。』感想



まだ会ったことないのない君を、探して。

さて巷で大ヒットの「君の名は。」をようやく見てきました。公開から3週目。話題作はなんでもすぐに観に行く僕としてはとても出遅れたといっても過言ではないでしょう。なぜかというとはっきり言って

僕は新海誠作品があまり好きではない

からです。
話が逸れるのでなぜ新海誠作品が苦手なのかは今回は書きませんが、一言でいうと「見終わった後やるせない気分になることが多いから。」です。心象を表した美しい背景は素晴らしいと思いますし、いかにもオタク的な話に切ないラブストーリーを絡めた作風(いわゆる世界系)は気に入っています。「雲の向こう、約束の場所」はいいですね。秒速5センチメートルとか言の葉の庭は苦手です。
そういうわけで、なかなか見に行く気にならなかったのですが、友人に誘われたため見に行くことになりました。しかしこれが大失敗。この二週間のうちにちらっとネタバレを目にしてしまっていたのです。しかもその内容が

「過去に隕石で死んだ女の子を救う話」

という血も涙もないネタバレだったわけです。いやいやー隕石で死ぬとかどんな天文学的確率だよーそんな漫画みたいな話あるわけないじゃん!って思ってたらポスターにバッチリ彗星みたいなの写ってるからね!
まさにその通りだったよ!!!しかもそれが一番の物語の核心で盛り上がりどころだったよ!!!いわゆる起承転結の「転」の部分を知った状態で見ちまったんだよ!!!ダースベイダーはルークの父親って知ってみるようなもんだよ!シックスセンスで主人公が幽霊だったってオチを知ってたようなもんだよ!!もう本当にもったいないことをしましたねこれは。全くまっさら白紙な状態で見たかったですね、はい。

で、前振りが長くなりましたが何が言いたいかというと「僕は新海誠作品があまり好きでない」、「事前にネタバレをしていた」この二つの要因によって僕は世間で話題になっているほど「君の名は。」に感動も興奮もしなかったということです。少なくともネタバレしていなかったら全く違う感想になっていたかもしれません、本当に残念です。ただし、この二つの要因を除いても僕としてはイマイチ作品に乗り切れない部分が多々あった、ちょっと冷めて見ていた点は割と多くありました。ストーリーの核となることを知っていたせいで、話にのめり込む前に粗に目がいってしまったと言ってもいいかもしれません。というわけで以下の僕の感想はほぼディスりです。素晴らしい点は僕がいうまでもなくyahooレビューにでも書いてあります。


その① 過去改変モノはやめてくれ
僕はですね、過去に戻って悲劇を回避するって話が大嫌いなんですよね。理由はどうしてもどうしても話に矛盾が生じてしまうから。いわゆるタイムパラドックスが生じてしまうからです。本作は、過去の隕石落下で死んだヒロインみつはと3年の時を超えて入れ替わりしてしまった主人公たきのお話です。たきの活躍でヒみつはは救われるわけですが、みつはが救われてしまうと入れ替わりが起こる必要性がなくなってしまうというわけですね。鶏が先か卵が先かって有名な話です。これが気になってしまい話に素直に乗り切れなくなってしまうから僕は過去改変ものが嫌いなんです。タイムパラドックスへのカウンターとして平行世界もの(オタク用語でいうなら別世界線)がありますがこれはもっと嫌いです。時間移動は今の世界からほぼそっくりの別平行世界へと(意識だけ)移動しているという解釈です。主人公が別世界へ移動して悲劇を防げばタイムパラドックスは起きないという解釈。一見主人公にとってはハッピーですが、じゃあ悲劇が起こった世界の住人はどうなるんだ、主人公さえハッピーならそれでいいのかという疑問が頭の中をかき回します。そういうわけでそもそも本作の話の構造が僕は苦手だったわけです。感動のクライマックスシーンへと近づくにつれ逆に冷めてしまいました。


その② どうしてそこを調べない!?

女の子と体が入れ替わったら最初にすることってなんだ!?

おっぱい揉むこと

うんまあそれはいいよ。当然俺もそうするよ。ただしその次は常識的に考えて、ここはどこ?そしていつ?私は誰?を調べるでしょう。スマホがある、生徒手帳もある。すぐにわかることだ。ここをあえて調べていないのは明らかで、それは中盤の「実はみつはは3年前の隕石落下で死んでいた」という衝撃を生み出すためです。入れ替わった女の子の住所と時間を調べられたら、日本国内で隕石が落ちて500人が死んだ大惨事の場所であることは高校生ならばすぐにわかるはずです。『2011年3月東北地方太平洋側』と言われてピンとこない現実の高校生は少ないでしょう。物語の都合上、「登場人物が常識的に考えてありえない行動をする」は僕がとても嫌いなものの一つです。これがあるとなんでこうしないんだろう?ということが気になって話に乗れなくなってしまうのです。僕がよく言うのは物語の「それらしい雰囲気」というものの形成に失敗していると感じてしまいます。今回ネタバレで「過去に隕石で死んでいた」ということを知っていると尚更です。なんだよわざとらしいなーって白けてしまいす。ネタバレ知らなくても、「この時のために調べさせなかったのか」と作り手側の意図が透けて見えて残念な気分になってしまうでしょう。


その③ なぜたき君が選ばれたのか?

たき君にはなぜみつはとの入れ替わりが起こったのか?偶然に見えて実は必然だった?そこには作中強調されていた秘密の『縁』があるのか…?という点が僕は中盤からとても気になっていたんですね。僕はここに感動ポイント、僕の心を揺さぶる興奮があると期待していました。しかし一回見た限りでは特に二人の入れ替わりの理由はなかったように思います。みつははそういう巫女の家系で片付きますが、たき君はただ単に偶然に選ばれたようです。手首に巻いていた紐がキーアイテムだと思っていたのですが、これは入れ替わりが起こってからみつはがたき君に渡したものですから、入れ替わりのきっかけになり得るものではありません(もしそうだとしたら完全にタイムパラドックスになってしまう)。二人の再会に非常に重要な役割を果たしたアイテムではありましたが。「みつはが都会のイケメンと入れ替わりたいと願ったから」で片付けていいんでしょうかねー。もしこのたきくんがなぜ選ばれたか?にしっかりとした理由、感動エピソードがあれば僕は多分大絶賛していたでしょうね。特にないまま終わった(もしくは僕が気づかなかった)ように感じたのでとても肩透かしでした。


その④ 感動のラスト

いやね、冒頭にも書きましたけど、新海誠監督の作品って大抵男と女が出てきて最後に離れ離れになるんですよね。やるせないラストですねーもはや様式美です。秒速5センチメートルとか軽く死にたくなるよね。ところがどっこい、本作はラストで二人は感動の再会を果たしめでたしめでたしハッピーエンド。そりゃそうだよなぁ!?これだけCMうって若者に人気のバンド使ってアピールしてデートムービー面してたら最後出会わずに終わるわけないよな!?タイトルもキャッチフレーズもラストに再会しないとオチねぇもんなぁ!?爽やかなラストで僕は嬉しいよ!

新海誠の映画ってそういうもんだったか????

この疑問がエンドロール中に頭の中をぐるぐる回る。どうしようもないやるせなさや哀しさにどう折り合いをつけるか、彷徨う心を美しい背景とともに映し出すのが新海誠作品ではなかったのか?本作はこれまでの新海誠作品から脱却しニューステージへ進化した作品なのか、はたまた過剰な宣伝からもわかるように大衆受けを狙った戦略なのか。僕は新海誠のコアなファンではありませんからわかりませんし、偉そうなことを言う資格はありません。ただ一介のアニメオタクとして複雑な心境になったということを言っておきたかったのです。
いやいいんだよ、僕もバッドエンドよりハッピーエンドの方が好きですし。ただなんとなくもやもやしている。


その⑤ ただの綺麗な背景

上にも書きましたが新海誠作品の醍醐味は、「どうしようもないやるせなさや哀しさにどう折り合いをつけるか、彷徨う心を美しい背景とともに映し出す」点にあったと僕は考えています。つまり美しい背景描写は物語の語り手の一人として大きな役割を果たしていたわけです。しかし、本作では少なくとも僕にはそれがあまり感じられなかった。ただの綺麗な背景。状況や演出を感動的に盛り上げるものではあってもそれ以上のものではない。それはストーリーが濃くなったせいで、話の流れが非常に駆け足であるからだと思います。背景が語っている暇がない。また、これまで以上に人物のキャラデザや動画が綺麗なものとなり相対的に背景の存在感が薄れたせいかもしれません。唯一いいと思ったシーンはみつはが初めて東京の街を見たシーンですね。音楽の力も大きかったですが、みつはの憧れ、高揚が非常によく伝わってきました。でもまあ背景については二回目見ると印象が変わるかもしれませんね。僕がぼけっと見てただけかもしれません。



そういうわけで、僕はあまり「君の名は。」を見ても世間ほど「おもしれぇ!最高!」とはならなかったわけです。上に書いたのはエンドロール中にポツリポツリと思い浮かんだことをまとめたものとりとめのないものです。オタクの「世間とは違う意見もつ俺カッケー」みたいなものと捉えていただいて結構です。一緒に見に行った同期は感動して泣いていました。そういうものです。僕もオタク知識0の純粋な心で、なんのネタバレもなしに見たかったです。
もちろん「君の中は。」にいいなと思ったシーンも多々有ります。また気が向いたら書きます。

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