RE:ひまつぶし日記

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『シン・ゴジラ』感想その3

実写映画と監督

シンゴジラの感想については長くなるので何回かに分けているのですが、これが最後になります。今回のテーマはずばり監督について。エヴァとゴジラについて。そして今回は大半が自分語りですので。

最近はそうでもありませんが、僕は一時期新世紀エヴァンゲリオンの熱烈なファンでした。初めて見たのは小学一年生の頃でしたかね。エヴァといえばなかなかグロテスクな描写も多く、当時の僕には刺激が強すぎたため4話くらいまでしか見られませんでした。それが中学生くらいの時に何かのきっかけで再び見てみると最高に面白い!ドハマりしました。序盤中盤の最高に面白いSFロボットアニメから一転、TV版驚異のぶん投げエンド&問題作の劇場版での幕切れ。多感なお年頃だった僕は何かに取り憑かれたかのようにネットで設定とか考察とか読み漁りましたね。庵野監督の来歴や人となりもその時知りました。エヴァの呪縛により人として壊れかけてしまったこと、実写映画にも挑戦したこと。特にその実写映画の出来はそれはもう酷いもんだったようです(キューティーハニーとかキューティーハニーとか)。
それが2008年ごろでしたかね?またエヴァをやり直そうということことで、新劇場版がスタートします。第1作「序」は絵を綺麗にして戦闘を派手にしただけでしたが、第二作「破」はかなりTVシリーズから変更が加えられていました。しかも良い方向に。主人公のシンジ君はウジウジ系から脱却、やる時はやるシンジさんへと成長。クール系キャラで通っていた綾波もシンジさんへ恋心のようなものを表現するキャラへと変化していました。そしてTVシリーズと完全に決別する衝撃のラストに観客は大興奮。完結編となる第三作への期待に胸を膨らませ劇場を去って行ったのでありました。(僕は劇場で5回くらい見ました(小声))僕も、庵野監督もついに成長したんか…最高に面白いリメイク作ってくるやんけ…と感慨に耽ったものです。

そしてそこから繰り出された「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」である。

これが酷かった。前作に大興奮したファンに冷水をぶっかけるような内容で、観客の期待を悪い方向に全力で裏切った。僕も公開初日にワクワクしながら友人二人を引き連れて劇場に行ったのに、帰りにはお通夜状態で目も当てられない状況でした。案の定、当時庵野監督はヱヴァ産みの苦しみから鬱のような状態になっていたらしく、3作目があのような内容になってしまっていたのも仕方ないという状況だったようです。「庵野監督また同じ過ちを繰り返すのか…結局何も成長してなかった…」と激しく落胆した記憶があります。そしてあれから4年、未だ完結編は世に出ていない…

そこに飛び込んできたゴジラの監督を庵野監督がやるというニュース。エヴァファンの誰もが思ったであろう。

いや、はやくヱヴァ畳めよ…しかも実写かよ…

まーた実写に手を出してしまったのか…。この展開前にも見たゾ…。庵野監督に実写映画を作らせてはいけない…(戒め)

ところで監督と実写映画を語る上でもう一人欠かせないのが特技監督の樋口真嗣監督。庵野監督の盟友であり平成ガメラシリーズやアニメの演出で有名な方です。こういうと大変失礼なのですが、この方も実写映画の監督をさせてはいけない
ローレライ、日本沈没(リメイク)、実写版進撃の巨人といえばお分かりいただけるだろうか。見事に映画館に観に行ったことを若干後悔する出来の映画ばかりである。特撮とか演出は最高なんだよ…平成ガメラの特撮とかCG全盛の今見ても色あせねぇよ…マジ神ってるよ…



脚本とか監督やらせたらあかんのや…。

そういうわけで、昔からよくつるんでいたお二方なのですが、何が言いたいかというと二人とも人(主にオタクを)を引きつける設定や舞台作り、演出は神がかっているのですが、脚本とかこみこみで実写を作らせてはいけない人物の筆頭だと僕は思ってました。


それがどうだろう、蓋を開けてみればシン・ゴジラは二人の才能を遺憾なく発揮した上に、大衆の視聴に耐えうる一本のエンタメ映画として完成していたのだ!まさに奇跡だと感激しました。特撮大好き庵野監督はエヴァのBGM流すわ、自分のとりたい絵面のために河川敷に戦車を敷き詰めるわ電車爆弾にするわ、エヴァ的外連味MAX演出を実写でやりまくるわ、展開としてはただの「使徒、ゴジラ襲来」だったりヤシマ作戦ならぬ「ヤシオリ作戦」だったりで、もう本当にやりたい放題、好き放題。樋口監督は久々の特撮監督に専念、要所に挟まれるゴジラの活躍シーンで素晴らしい仕事をしています。
やりたい放題なのに、映画としてまとまっているのはストーリーにもきちんとこだわって作り込んでいるから(くわしくは「シン・ゴジラ感想その1」に書きました)。戦闘シーンは趣味全開でやりたい放題でも、脚本やテーマに関しては今の時代にゴジラを作る意味を真剣に考え、真面目に取り組んで生み出したからこそ「作品」として成立している。それは特撮、ひいてはゴジラへの深い深いリスペクトがあったからだろうなということを感じました。そして観客もこういう話だったら面白いだろうな、楽しめるだろうなということを真剣に考えた結果だろうなということも感じました。つまり庵野監督の作品と観客へのリスペクト溢れる姿勢が僕にはひしひしと感じられたのです。見終わった時、庵野監督本当にいい仕事したな、いいものをみたな…という余韻がしばらく抜けませんでした。これが堪らなく嬉しい。庵野監督がやらかす時は、たいてい作品とそのファンに辟易として(大げさに言うと憎んで)心を病んでしまった時なんですよね。加熱したオタクと話をたたむにたためなくなったエヴァに絶望してちゃぶ台をひっくり返してしまった。悲しいことです。シン・ゴジラを見終わった時、僕は

庵野監督、もうヱヴァ作らなくてもいいんじゃないかな

とも思ったほどです。
自分の作りたい作品、面白いと思う作品をのびのびと作ればこんなにいい作品ができるんだから、もうエヴァなんていう過去の遺物にこだわって時間を浪費するのはやめた方がいいんじゃないかな。「俺が最高に面白いと思う、そしてお前らも最高に楽しめると思う作品を作ってやったぜ!」という庵野監督の新しい作品が見たい、そう思うようになりました。僕もエヴァを作れ作れと言っていたファンの一人ですから、今更虫のいいことを言っているんだという感じですが。


さて今回も長々と書きましたがまとめると、ゴジラという二人の尊敬する作品を通すことで、そのアニメ的な才能を実写で発揮しオタクを唸らせつつも、エンタメ作品として一般大衆の期待と視聴に耐えうるバランスを備えた映画を作ることができると証明してみせたということが、とても大きな意味を持つということです。しかもあんなに地雷だった実写映画で。ファンとしてこんなに嬉しいことはありません。
庵野監督、ヱヴァはのびのびと作ってください。
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